写真をクリックすると拡大されます photo : ヒロイノ&キャメラ report : ヒロイノ
朝6時過ぎ、フェリーの2等寝台で目覚める。
甲板に出ると天気は良好。宮崎到着は8:40の予定なので、まだ海(太平洋)の上。ゆっくり支度をして7時から食堂で朝食を摂る。自分は和定食でご飯に味噌汁、焼き魚(サバ)、玉子焼き、生野菜、たくあん、味付け海苔が付いたオーソドックスな和食。キャメラは朝はパンとのことで洋定食。どちらもコーヒー付きで500円と十分安価で満足。(が、2人とも食後にコーヒー飲むのをすっかり失念。残念でした(^^;)
朝食を摂っている間に陸地(九州)が見えるところまで来ていた。定刻通り宮崎港フェリーターミナルに接岸して8:40には乗客の下船が開始。ただ車&バイクの下船は車止めを外したり時間が掛かるらしく、アナウンスがあるまで船室で待つようにとのこと。9時前にはそのアナウンスが入りバイクの元へ行き、約30分遅れの9:10過ぎにエンジン掛けていよいよ九州/宮崎に上陸!!
まずはR10で西へ向かい、内陸の中部グリーンロードを目指す。宮崎市街、R10はそこそこ交通量があったがGWを思わすような混雑はない。中部グリーンロードに入ると車の数も減って快適な走行ができる。ちょっと意外というか思っていたのと違ったのは、宮崎は南九州で暖かくて、走行中に見える木々はもっと南国チックなものかと思っていた。だが実際には関東近県の田園と大して変わらない風景であり、今ひとつ九州/宮崎を走っている感じがしなかった。
中部グリーンロードを北上し、K22に入りさらに北上。K22とK40との分岐を左折し小丸川沿いに入るとそこまでは快適な道だったが急に道幅も狭くなり険しい渓谷沿いの道が続いた。道幅は車1台がやっと通れるほど狭くなるところと、整備が終わって片側1車線の広いところとが不規則にあったが、バイクならいいが基本的には狭くて車では通りたくない渓谷沿いの道が延々と続く。途中休憩処も自販機もなく、K22の北端R446に合流したところに自販機があったので小休憩。R446を北上しR388>R327>R503と3桁国道を繋いで北上。R327までは快適な道だったが、R503に入るとまたK22的な狭路となり、その先の飯干峠までいわゆる酷道での走行が続いた。飯干峠には数機の風力発電の風車がそびえており、休憩がてら写真撮影。
しかし、ここまではずーっとどこも同じような山間部の新緑と川沿いの画一的な風景ばかりで、走っててさすがに飽きた感もある。九州ツーリングの醍醐味である阿蘇の雄大な景色を早く見たいのだが・・・。 飯干峠ですでに12時を回っており、先を急ぐ。R218を右折し、やっとR503の酷道が終わった。R503ではほとんど車は見掛けなかったが、R218に入り高千穂に近づくと車も人もたくさん見掛けるようになった。
そして昼食処に予定していた道の駅高千穂に13時に到着。お腹も空いたので早速昼食。2人とも、冷ざるとろろそば800円+高千穂コロッケ160円を注文。ざるそばを食べてまず驚いたのが、そばつゆが異常に甘い! 完全に砂糖を足したような甘さ(>_<) よく知らなかったが、九州は醤油系のものは皆 甘いらしく、その後もテーブルに置いてある醤油は皆 甘醤油だった。そばつゆの甘さにはちょっと参ったが、そば自体は悪くなく、コロッケも美味しく頂けた。
腹が満たされたので、今回初の観光地である高千穂峡を見物することにした。○○峡というからには美しい峡谷があることは容易に想像が付く。バイクで「高千穂峡」という案内を頼りに川底の方へ進んで行くが、GWのためかなりの混雑。傾斜地なので駐車スペースも少ないようでマイカーをかなり手前に駐車して歩いている観光客も多い。そこはバイク特権でどんどん先へ進み観光客をかき分けてようやく高千穂峡最寄りの駐車場に辿り着く。バイクを駐めて歩くとすぐそこが高千穂峡のメインスポットだった。
五ヶ瀬川に沿って両側が急峻な柱状節理の崖で囲まれた狭い渓谷に、玉簾(たまだれ)の滝が高い位置から流れ落ちる場面は確かに何かで見たような覚えがある。が、メインの観光スポットはこの付近だけのようで、観光客もここだけ異常に多い。もっと雄大な渓谷美が広がっているのかと勝手に想像していたのでちょっと面食らったが、まあ観光でたくさん歩く時間があるわけではないので、ある意味コンパクトにまとまった景勝地で良かったとも言える。
2時を回っており、あまり時間もないので先を急ぐ。今日の宿は九重連山の南東山麓に位置する竹田市である。高千穂峡でガス補給してから走行再開してR325を走り始めると、すぐにイダテンからのLINE着信。バイクを駐めて話をすると、なんとさっきまでいた道の駅高千穂にいるとのこと。朝 福岡をセローで出発して高千穂まで南下してきたらしい。200km以上はあると思うが、セローでもイダテンはお構いなしの速さのようである。
しばし待つとセローに乗ったイダテンが登場。Wの故障でいろいろとあり、一時はこの先はキャメラと2人旅かなとも思ったが、1日と数時間で再合流できるとはさすがに思っていなかった。イダテンが加わった以上は、またイダテン先頭でツーリング再開! と思ったらヒロイノがMTのエンジンを切っただけでメインスイッチを入れっぱなしだったので、バッテリー上がりでセル回らず・・・(汗) 再会を果たしたイダテンにMTを押してもらって押しがけでMTのエンジン再始動。MTも買ってちょうど3年の車検だし、そろそろバッテリーも交換時期らしい。
さて気を取り直して3台で再出発。R325>K8で北上し、イダテンが寄りたいと言っていた「白水ダム」を目指す。が、途中で分かり難い分岐がありK8から白い道に外れてしまい、3台ともに現在地ロスト。 わざわざ戻るほどでもないとのことで、白水ダムはパスして、そのまま本日最後の快走路と思われる奥豊後グリーンロードに入る。途中 道の駅すごうに立ち寄って、夜の買い出し&ガス補給。
R442を右折して間もなく本日の宿「民宿久住」に到着。民宿らしからぬログハウス造りの離れが数棟ある、なかなかの宿である。民宿久住に着くと、イダテンのセローの所有者/貸主であるS間さんと奥様が到着済み。実はイダテンがセロー借りる話の以前から、元々翌日4/30はこの夫妻と一緒にツーリングをする予定だったのです。夫婦共にバイク好きのようで、ジムカーナ仕様のCBR250RにVTR250の2台をハイエースに積んで福岡から来たらしい。
民宿久住は立ち寄り湯もやっており、大きな温泉に浸かれて大満足♪♪(洗い場のお湯の出が悪かったのはこの際 目を瞑りましょう)。夕食は大広間?大食堂?でのBBQ。しかし、これでもかってくらいの肉(鶏、豚、牛)があり、久しぶりに肉とビールだけでお腹を満腹にしました。(この際 肉質のレベルがイマイチだったのは目を瞑ります)2次会もログハウスに戻って、5名でバイク談義に花が咲いたのは言うまでもないですね♪♪
2日目の走行:269km 通算841km