写真をクリックすると拡大されます photo : ヒロイノ&キャメラ report : キャメラ
ツーリング7日目、すっぽんぽん温泉で朝を迎えた。朝起きると先に朝風呂から上がったイダテンが戻ってきて家族風呂の札を使用中のままにしてあると言うので早速風呂へ、貸切なのでカメラを持って朝風呂の様子をカメラに収めてきた。今日も晴天、露天風呂に朝日が差し込んで来て眩しい。写真の後ろの穴が洞窟風呂の入り口ですが確かにどうってことのない空間があるだけでした。7時に朝食、普通の旅館の朝食ですが魚が鮭でないのと丸い豆腐が新鮮でした。
朝食を済ませ8時過ぎに恒例の旅館前での記念撮影を撮って出発、まずは昨日は逆光で上手くと取れなかった霧島を撮ろうと京町温泉を後にしてR268から霧島グリーンロードに入り一気に南下して霧島の南側に出てから昨日寄った御池方面に向かう。途中霧島がパッと見えたがもっと良い撮影場所はないかと進むが考えてみれば当たり前のことだが山に近づけば近ずくほど全体が見えなくなるのは当たり前、それに気づいてR223の途中から農道に折れて南下して霧島から遠ざかると全景が見えてきた。農道で車も通らないので気兼ねなく記念写真を撮って今日の第一目的達成。
次は今日のメインスポット桜島に向かう。最近霧島の硫黄山の噴火がニュースになっていたが桜島の火山活動も活発になって噴火したとのニュースが流れていたがどうなっているのだろう。噴煙くらいは見たいが噴火しないで欲しい。農道をそのまま下って県道を乗り継いで錦江湾を目指す。相変わらず車少なく快適に走れる。どんな地形なのか落差のあるアップダウンが続く区間も、まるでジェットコースターを走っている感じだった。海岸沿いのR220に出る手前で黒酢の壺が並んだ小さな壺畑があり鹿児島に来たことを実感した。近くには一面に広がる壺畑があるらしい。錦江湾に沿ってあるR220出ると桜島が目の前に見えた。
桜島に向かうかと思ったらイダテンがバックミラーで見つけたのかUターンしてローソンで一休みする。ローソンから見える桜島は明らかに雲ではない白いものが島から広がっている。噴煙を出していることは確かなようだ。
いよいよ桜島だ。噴煙上がる桜島を見ながらR220を進む。途中に止めてある車には火山灰が積もっていた。この辺では洗濯物は干せないだろうなどと無線で話しながら走る。海に浮かぶ桜島を撮ろうと無線で話すがイダテンから返事がない。どうも無線が聞こえていないらしい。次にバイクが止められるところがあったら止まろうかと話してスピードを落としたらイダテンが止まってくれた。
案の定無線が聞こえていなかったようだ。マスツーリングには無線はあった方が良い、何かあった時に役立つし、走りながらコミュニケーションが取れるので楽しい会話もできる。キャメラはツーリング前に急遽マイクセットを更新して備えたがPTTスイッチが5/2の雨でショートするのか雑音が入るのが判明した。そう言えばイダテンもツーリング前にスピーカーのジャックの接続不良を言っていたが今回は正にそれらしい。ヒロイノはツーリング当初ブルーツゥースの接続が上手くいかなかったが手順が分かって安定したようだ。PTTスイッチは次回まで対策を取らなくては。ヒロイノが先行してバイクを止められる撮影スポットを見つけて無事海と桜島を背景に記念写真をパチリ。
いよいよ桜島、噴煙が凄い、噴煙を避けるようにK26で左回りで桜島を回る様に走る。埋没鳥居を過ぎた昭和溶岩地帯辺りの噴煙が良く見える所で噴煙をバックに記念写真を撮る。そのまま桜島を回って西側にある道に駅桜島で昼食を取ることに、バイクを止めるところにも火山灰があり初めは白いところが火山灰と思ってアスファルトと思った黒いところにバイクを止めたが実は黒っぽく見えるところが火山灰だった。滑るので直ぐに止め直した。道の駅の食堂は大混雑で諦めて近くの食事処をネットで探すが見つからず、
面倒なので外にベンチもあったのでコンビニ弁当で済ますことにしてローソンへ、三人とも幕内弁当・西郷どんを選んでいた。ローソン店内に広い休憩所があってテーブルもありで涼しい店内でゆっくり昼食をいただけた。どこも中国人観光客でいっぱいで昼食している隣のテーブルにも中国人の親子が座って食事していた。と小さな子供がおにぎりを床に落とした。母親は拾って子供に当たり前の様に子供の口元へ、だが子供がいやいやをして口を開かなかった。
食事を終えてから道の駅桜島の駐車場に戻り桜島に来たら寄らないといけない湯之平展望所に上がって眺めを楽しむ。錦江湾を挟んで鹿児島市が見えた。晴天が何よりだ。湯之平を後にしてR224で桜島南側を走り途中有村溶岩展望所で正に火山活動を実感する。有村溶岩展望所は関東で言えば鬼押出の様なところでゴツゴツした溶岩があり火山活動をしている南岳が間近に見える。南岳からは噴煙が舞い上がっているのがよく見える。展望所に上がるところで風が吹いて火山灰が舞い上がった後で口の中がジャリジャリした。風には要注意です。
▲▲▲ 桜 島 ▲▲▲
有村溶岩展望所を出て桜島の付け根に戻る。あの噴煙を浴びるはめになるのか・・・。幸い噴煙をまともに浴びることなく桜島を一周できたが黒のモンスターが火山灰で白くなっていた。バイクの奥に入っていなけらば良いのだが。観光客でお金を落としてもらえるにしても火山灰の中で生活するの大変だ。多分窓も開けられないだろう。
桜島を一周して(実際は一周まで500m足らない)R220を錦江湾沿いに南下して今日の宿泊地向う。ヒロイノとキャメラは鹿屋の旅館、イダテンはキャンプ場の予定
だが解決しなけらばならない問題が残っていた。イダテンが友人のS間さんから借りているCBR250Rをどうやって返却するかで結局イダテンが自走して返却すると決断した。R220から鹿屋に向かうR269の途中のヤマザキショップで業者と連絡を取り、直ぐに帰りのフェリーの予約を変更、結局フェリーを予約したイダテンは行きも帰りもフェリーには乗れないことになってしまった。
ヒロイノとキャメラはイダテンが予約してくれた鹿屋の四国屋旅館へ、当日剣道の大会があるらしく取れない状態で空いてい旅館なので期待はできないと言っていたがその通りだった。GWだというのに客は我々二人きりらしい。完全なビジネス旅館の様で仕事の常連客が利用する様だ。旅館に着いてまずは風呂に入りたいが用意はこれからの様で小さい風呂と大きい風呂のどちらが良いかと聞いて来た。大き風呂にゆっくり入りたいのが当たり前だと思うのだがしつこく聞いてくる。大きい風呂で納得してもらって待つ。部屋にも冷蔵庫がないのでビール2本をヒロイノがタオルにくるんで残して後は旅館の冷蔵庫に入れてもらう。これが正解だった。風呂が用意できたので大きい風呂に入る。風呂自体は十分にゆったり入れる大きさでお湯の出も問題なし、体を洗っていざ湯船に入ろうとしたが熱くて入れない。水をジャブジャブ出してうめてからやっと入ることができた。入ればいい湯だ。
夕食は食堂と名前の居間で頂く。家族団欒の食事の横のテーブルが食堂だった。ビールを頼むがここは持ち込み専門で飲み物は置いていないと言う。幸い持ち込みで冷やして置いてもらったものでなんとか間に合わせた。食堂?の中を見渡すと確かに常連客のものと思われるボトルならぬ焼酎パックがいくつか置いてあった。食事の後の飲みはヒロイノが買い出しに行ってくれてなんとか凌いだ。
イダテンは一人佐多岬へ
写真をクリックすると拡大されます photo : イダテン report : イダテン
ツーリングも残すところ1日半となってしまった。借りたバイクをどう返すかで悩んでいた。みんなと一緒にフェリーに乗って、神戸から名古屋のバイク屋へ行き、BASで送るか、走りながらいろいろ考える。佐久間さんの都合もあった。BASに頼むと引き取ってから3週間かかり、いつ九州に着くか分からないとの事。これでは21日に取りに行きたいという佐久間さんの要望が叶わない。借りた上にまた迷惑が掛かってしまう。よって5日か6日の早朝に博多のご自宅に返却すること決めました。決めたのは桜島が見えてきたコンビニです。ではどうやって返すか?これも悩みましたね、走りながら。もともと自分は鹿屋の近くのキャンプ場で泊まる予定でした。翌日の5日も3人で走って、宮崎に3時過ぎについてから博多を目指すとどこまで行けるか分からない。決断しました。
鹿屋の宿に分かれるコンビニで離脱、以降単独行動をとる事にしました。今日のキャンプをもう少し先に伸ばし、佐多岬に変更。佐多岬に行かないのはもったいないので、4日中になんとか行くことにする。昨日の調べで、シャトルバスに乗らないといけないのは分かっていた。飛ばし気味に南下する。駐車場に到着。時間も遅かったせいか空いていた。
というか最終のシャトルバス、時間ギリでした。ほんの10分位乗って到着。ここから歩く。キャンプの時は早目に到着するのがいいのだが、こちらを優先。遊歩道は整備されて間もないのか歩き易かったですね。夕日沈む佐多岬美しかったです。来てよかった!日も陰ってきたので退散する。バス乗り場まで戻ってくると、なんとバイクが入ってきた。シャトルバスが無い時間は自家用車でここまで来れるようだ。人も少なくなっているのでまあいいのか。自分もそうすれば良かったのか?遅くなってしまったがキャンプ場を目指す。
この日は風が強く、外海側のキャンプ場はテントも立てるのが大変そうであったが、ここは風も穏やか。到着時間が遅かったのでキャンプ場は混雑。キツキツでした。これがあとで悲劇を生むとは思いませんでしたね。テントを設営し、ひとっ風呂浴びに近くのホテルへ。海を見ながら入れるなかなかいいお風呂でした。日が暮れかけの薄暗い中で、なんとかコンビニ弁当を食べる。飯を食ったら寝るだけです。あまり距離は走ってないので疲れていません。まわりから、BBQなど自炊組のにぎやかな声や良い香りがしてきます。やがて、それも静まりまわりも寝の体勢に入っていった。悲劇の始まりです。はす向かいのデブライダー、すごいいびきです。しかも無呼吸!寝れません。普通のいびきならリズムがあるのでなんとか我慢できるのですが、無呼吸はヤバイ。隣のテントの夫婦も寝れないのか、そいつを起こそうとして、テントのチャックを上げ下げして抵抗していましたね。そして眠れない夜は更けていった。