今年の新緑ツーリングはササがツーリングリーダーとなって企画から手配、先導をやってくれることになった。予定ルート(案)を作ってくれたのでモンスターの給油場所を検討した。モンスターはタンクが小さい為、航続距離が200〜250kmと短い。車が少なく走りを楽しめるルートとなるとガソリンスタンドが少ないので事前に給油場所を探しておく。自宅からのルートを引き直しいて距離を出しているがルート案がなかなか濃い。往路が398kmで内高速道が105kmなので一般道が293km、このくらいは何とかなるが復路が531kmで内高速道126kmで一般道が405kmはキツイ。過去にもっと長い走行距離はあったが高速道の割合が多く、一般道は短い。一般道が400km超えはキャメラにはキツそうで帰宅時刻も遅くなりそうだったのでキャメラだけショートカットさせてもらって448km、内高速道126km一般道276kmにすることにした。往路より距離は長いが一般道が短いので全体としては往路と同じくらいだ。
1週間前の天気予報では曇り雨の予報だったがだんだん良くなって初日は良い天気で雨は大丈夫の様だ。集合場所の高坂SAに7時10分過ぎに到着、バイクが多い。メンバーは見えないがよっちゃんのGSがあったので近くに止めてメンバーを探すが見当たらない。と黄色のVストロームのヒロイノが到着、その視線の方向にササとよっちゃんがいた。ジュニアとテルリンは朝食を食べていたらしく間も無く現れた。全員が揃った。
キャメラの買ったばかりのインカムSENA30Kをセットして通信テストをしてもらう。ハッキリと良く聞こえた。これで出発準備完了。7時50分にササの先導で出発した。
関越道を渋川伊香保ICで降りて上信道の無料区間を走って中之条でモンスターの給油がてら近くファミマで休憩する。
中之条から日本ロマチック街道(K55)で暮坂峠を超えてR292に、この辺りで「六合」の文字が目に付く、「ろくごう」と読んでいたが「くに」と読むとヒロイノが教えてくれた。確かに「KUNI」と表示されていた。草津の市街を回り込む様に避けて草津白根道路(R292)を進む。
殺生河原を過ぎて見晴台で止まって写真を撮った。青い空に浮かぶ白い雲、高度が上がり植生限界を超えた特有の大展望が広がり、残雪とギリギリの若葉が初々しい。久しぶりの気持ちの良い草津志賀道路だ。
更に進んで渋峠手前の展望が良い中央分水嶺でまたバイクを止めて写真を撮った。
志賀草津道路を楽しんで志賀高原からK471>K502の奥志賀林道に入る。順調に進んでいたら野沢温泉に抜けるカヤノ平ゲートが通行止になっていた。奥志賀林道周りの冬季封鎖はほぼ5月末に解除
になっていたがこのカヤノ平ゲートからやまびこゲレンデゲートの区間だけが6月10日まで冬季封鎖だった。仕方なくルート変更奥志賀林道は諦めて迂回して昼食予定の野沢温泉に向かう。
間も無く山中に高原が広がった。草原とブナの若葉の緑が美しい、カヤノ平だ。ちょっと現実逃避できそうな空間だ。キャンプ場もありテントも張っていた。キャンブ場受付のある案内所でバイクを止めて暫し休憩をとった。
カヤノ平を後にして進むと山道の下に入る。クネクネ下り道が延々続く、クネクネ曲がるのでよそ見もできない。どっちしても山の中で景色は見えない。人家が見えた時はホッとした。予定では明日またこの道を走るとのこと・・トホホ。R403に出てK38で昼食予定の野沢温泉にある手作り料理の店グリーンピースに向かう。
12時半にグリーンピースに到着、空いていたのですんなり入れた。サービスメニューはポークソテーかハンバーグのライスとサラダ付きだ。テルリンはメニューからポークステーキをチョイス、ジュニアはサービスメニューからポークソテー、残りメンバーはハンバーグにした。
食事を終えてすぐ近くのENEOSで給油して午後の部をスタート、関田峠に向かう。関田峠はマップルに「日本海に浮かぶ佐渡や能登半島が遠望できる」とあるが3G'sのツーリングでも何回か通っているが見たことがない。
2時前に関田峠を超えたところにある光ヶ原高原センターに到着。まあまあの展望だが日本海までは見えなかった。やはり朝早く空気が澄んでいる時でないと佐渡を見るのは難しいのだろう。
関田峠を下ってから関川流域広域農道から東頸城広域農道を継いで走っていたら通行止、脇が通れたので進んだが道路が沈下して断絶していた。仕方なくUターンして細ーい迂回路で回避した。
ほくほく街道R253に出て儀明峠トンネルを抜けたところの公衆トイレがある駐車場で小休止した。この辺はコンビニは無く休憩場所がない。
R253からR353に繋いで走りR117に出て津南のJAで給油してコンビニで夜の部屋飲みの飲み物とつまみを買い出ししてR405で今日の宿、秋山郷最奥の切明温泉へ向かった。途中道路改良工事があって東秋山林道でまた迂回した。
夕刻4時40分に宿の切明リバーサイドハウスに到着した。宿は中津川の直ぐ傍に建っているのだが残念ながら部屋からは川が見えない。部屋に入ってグイッとアサヒ生ジョキ缶を空けてから風呂に入った。内風呂で体を洗ってから川の傍にある露天風呂へ、露天風呂に行くには一旦内風呂を出なければならない。裸で行っては行ってはいけなと注意書きがあったが皆さんそのまま露天風呂へ。露天風呂にゆったり浸かって疲れをとった。旅館の案内では中津川の河原から温泉が湧き出しているのでスコップで川底を掘って自分だけの野天風呂をお楽しめるとのこと。
夕食は6時から、岩魚の塩焼き、馬刺し、平家そばにふきのとうの和え物、こごみの和え物、野沢菜辛子炒め・・と山の幸を堪能できた。
食事の後部屋に戻る途中でお土産売り場へ、咥えている棒で背中の突起をこするとカエルの鳴き声に聞こえる鳴くカエル。木と蔓で作ったオートバイ。他にもユニークなお土産を売っていた。
部屋に戻ってバイク談義etcで楽しい時間を過ごした。ササ、ジュニア、テルリンは9時過ぎに夢の中へ、残り3人は11時過ぎまで駄弁って就寝した。