1日目 11月9日(土) 晴れ
写真をクリックすると拡大します。 report : キャメラ
6時に起床するとまだ暗い。朝食を済まして6時半にバイクを出しに外に出ると明るくなっていた。天気予報は土日とも晴れ、土日が晴れるのは久しぶりのことだ。7時に集合場所の高坂SAに向かって出発した。集合は8時で45分もあれば着くのだが天気が良く渋滞が予測されるので早めに出たのだがナビの予想到着時間が8:15になっている。間違いなく渋滞している。新座〜所沢でちょっとした渋滞があり川越手前から本格的な渋滞になって鶴ヶ島JCTの合流地点まで続いていた。朝から頑張って摺り抜けして7:50に高坂SAに到着した。
バイクが多く止めるところもないくらい。メンバーを探すがいない。間も無くササのニューマシン・トレーサー900がやって来た。最後にヒロイノが到着して揃った。間違いなくキャメラが今回は一番だった。ヒロイノとササはセナインカムをセット、ヒロイノとキャメラは無線機をセットした。キャメラはPTTスイッチを変えたのだが無線機の通信は今一だった。なんとか会話はできるのでそのまま7:20に高坂SAをヒロイノ先導で出発した。
朝の気温は低いが辛いほどではない。電熱ベストを着込んできたが必要なかった。手が冷たかったので高坂SAを出るときゴアテックスのレイングローブに変えた。これがウィンターグローブとして使える。所謂ウィンターグローブは厚手になって操作感が鈍くなるので使っていない(勿論電熱グローブは持ってません)。
関越道を駒寄スマートICで下りてから、フルーツラインに入って榛名山の南麓を回り込んでK33で榛名湖に上がった。榛名湖への途中で見頃の紅葉があったので最初の紅葉写真を撮った。榛名山は落葉し始めて見頃を過ぎていたが湖畔周囲はまだ見頃のところもあった。榛名湖から出るとき湖畔道路でいい感じで紅葉していたところがあった。後で写真を撮っておけば良かったと皆で後悔していた。
裏榛名を下って次の紅葉狩りの吾妻峡に向かう。裏榛名のネズミ捕りはお休みだった。R145に出て流れに従って走る。吾妻峡は道の駅あがつま峡の先の橋のところで通行止め、先の吾妻渓谷へはもう行けないのかもしれない。橋を渡ったところにバイクを止めてから橋に戻って渓谷を見る。橋の上からの紅葉は期待はずれでまだ見頃になっていなかったのか紅葉の色が沈んでいた。
吾妻峡を後にしてR145で草津方面に向かいR292の途中からつまごいパノラマライン北ルートに入る。北ルートから南ルートを反時計回りに走る。いつもはキャベツ畑が広がる季節に時計回りに走っている快走路だ。反時計回りは新鮮な感じがする。
紅葉狩りは思っていなかったがいい感じで紅葉していた。取り敢えずバイクを止めて写真を撮る。できれば嬬恋らしい風景で写真を撮りたいのでヒロイノにもう一度写真を撮りたい旨リクエストしておいた。途中ガソリン給油してしばらく走ってパノラマラインから外れて畑が広がる農道に入っていって畑の中で止まった。なかなか良い感じの風景が広がっている。ヒロイノのドローンで撮ろうかしたが風があったので断念、ここはシータの出番で360度撮影をした。
時刻はお昼近く、北ルートから南ルートを走りきってR146に出て食事処を目指して軽井沢に向かう。つまごいパノラマラインは周囲全体が紅葉していて想定外の紅葉狩りを楽しめた。軽井沢市街手前で脇道に入って別荘街を通るルートに、別荘街は植えられたもみじがきれいに紅葉していた。別荘街を抜けてR18に出たところの「手打ちそばきこり」でお昼にした。蕎麦がダメなササは"ほうとう"に"揚げもち"をトッピング、ヒロイノは"えびおろしそば"、キャメラは"天もりそば"を頂いた。そばはキャメラ好みのそばで美味かった。
食後は千曲ビューライン、紅葉狩りではなく単に快走路を楽しむ。千曲ビューラインを走り抜けて次は聖高原に向かう。ヒロイノのナビ任せで進みR18に入ると進まなくなった。道も狭く流れに任せて進むしかない。途中K77に入って渋滞から逃れたが既に相当な時間を費やしてしまった。
聖湖に到着したのは3時を過ぎていた。紅葉はほぼ見頃になっていた。このときイダテンから七色カエデの紅葉写真をLINEで送ってきていた。いつの間にかイダテンに追い越されてしまっていた。
時間も押していたのでルート変更して鷹狩山はやめて七色カエデに向かうことになった。七色カエデに着いたのが4時で既に陽が傾いて七色カエデには陽が当たっていなく沈んだ色になっていた。紅葉の見頃は過ぎ落ち葉が多かった。
4時をとうに過ぎていたので急いで宿のあづみのライダーズハウスに向かう。市街地に入って今晩の二次会の買い出しと給油を済ましてなんとか5時前に宿に到着した。既に薄暗くなっていて、車庫にはイダテンのGSが既にあった。間も無くイダテンが出迎えてくれた。宿は我々4名だけで貸切状態になっていた。宿名「ライダーズハウス」もあって一般客の対象外になってしまっているのかも、いい雰囲気の宿なのでもったいない。いい雰囲気といってもバイクの写真がいっぱい貼ってあって一般客には馴染めないかも。
宿にも風呂はあるが近くに温泉があるというので皆で行くことに。宿から200mの民宿「富士尾山荘」で外見はどう見てもおそば屋さん。そば屋の店内奥に源泉かけ流しの温泉があるのだ。中房温泉とあったので中房温泉と同じ源泉なのかも。そば屋に入ってそばの料金を払う様に入浴料600円を払う。風呂は貸し切りでゆったり入れた。隣の女湯からは声がしたし、上がるとき一人マイ風呂セットを持って入ってきたので地元の方が入りに来ている様だった。
そば屋を出るとすっかり暗くなっていた。夜道を宿の主人から借りた懐中電燈で足元を照らしながら戻り部屋でビールで喉を潤す。
夕食は6時半から、食堂に行くとくさやの様な匂いがする。その正体はナンプラーだった。手羽中の甘辛揚げをナンプラーで味付けしたものだった。ビールのつまみに良さそうだ。それと小鉢が6つ、これもなかなかいい味を出していた。最後のご飯のおかずに少し残しておくことに。後は鍋、これが魔法の鍋で色々出てくる。肉は豚に鶏、魚も入って餃子もあり勿論野菜もたっぷりありで楽しめた。宿の主人は十数年前に脱サラして宿を始めたとのこと。ライダーズハウスとあるが一般的に言うライダーズハウスとは違っていわゆるペンションだ。主人がバイク好きでライダーズハウスと名付けた様だ。食事中もご主人とのバイク談義で楽しめた。
長々話し込んだが部屋にビールもあるので食堂を切り上げて部屋に戻って二次会に入った。飲まないイダテンが家からビールを持ってきてくれたのでビールはたっぷりある。ササが日本酒を飲むと言うのでコンビニで八海山の四合瓶を買って来てあったので蓋を開けたが減りが遅い。日本酒をちょっと飲んだササがいつの間にかアーメン状態になっていた。明日もあるので11時過ぎにお開きにして1日目を終えた。
部屋はヒロイノ、ササとキャメラの3人部屋。当初は3名での紅葉狩りツーリングだった。仕事柄10月に入ると休めないイダテンだったが久しぶりの土日の晴れで走りたくなって午後半休をとって急遽参戦、宿で合流した。予約を別にとって今日は一人部屋でゆっくりお休みです。
一人イダテンはR1200GSで会社に乗り付け、昼食も食べずに我々に追いつこうとかっ飛ばした結果、追いつくどこか我々を先行して千曲ビューラインを快走をしていた。
千曲ビューラインをそのまま突き進んで別所温泉に向かって鉄ちゃんに化して別所温泉駅で丸窓電車モハ5251とGSの記念撮影をしていた。その後直ぐに七色大カエデに向かってまだ陽が当たっている七色大カエデを見れた。近くの中カエデにも寄っている。中カエデはまだ落葉せずに見頃の様だ。(その頃我々は千曲ビューラインを走り終えて、R18辺りか。我々も七色大カエデの案内板に中カエデの只今見頃情報があったのを見たが時間が押していたので寄れなかった。)その後宿の前に山奥の秘湯中房温泉までいったが寒いのと帰りの暗いワインディングがヤバそうなので温泉には入らずUターンして我々より先に宿に着いてしまった。