1日目 10月9日(日) 雨のち曇りまた雨
朝起きてネットで天気を調べると前線が日本列島を斜めに覆っていて東に移動している。間違いなく雨雲に突入することになる。談合坂まで持ちそうにない。途中でカッパを着るのも面倒なので家から着て出発した。環八は空いていてスイスイ走れる。三連休の中日なので混雑はないようだ。
談合坂に着くと誰もいない、と思ったらテルリンとなりじが到着していた。いつも早いヒロイノとイダテンがまだ到着していないようだ。雨がパラパラ降っている。ヒロイノからトラブルで30分くらい遅れるので先に出発しても良いとの連絡が入っていた。間もなくジュニアが到着した。次にイダテンがGPzで現れた。GPzのプラグがかぶって取り替えて遅くなったとのこと。集合時間の7:30は過ぎたが10分くらい待ってヒロイノが来なかったら出発することにして待っていたらヒロイノも到着した。コンビニでカッパを着た時にスマホを忘れて取りに戻ったのが遅れた理由だった。幸いスマホは無事だったとのこと。
6台揃って談合坂を出発して雨雲に突入する。前線さえ抜けてしまえば何とかなるはずだ。先もだんだん明るくなってきた感じがする。休憩した諏訪湖SAでは雨は上がっていた。ここでヒロイノにまたアクシデントが発生した。なんとリアタイヤのほぼ中央にネジが綺麗に刺さっていた。空気が漏れているようだ。不幸中の幸いと言うかここで発見できてよかった。林道に入ってから空気がなくなったら最悪だった。とりあえずサービスエリアのGSで空気を充填することにしたがバイクのバルブにあった空気入れの口が見つからず時間がかかっていたので残りのメンバーは先に出発した。中央道から長野道に入って塩尻ICで高速を下りた。塩尻でガソリンを給油して5台で予定のルートを進む。
木祖村まで南下してから野麦街道を北上して国道158号に出て安房峠に向かう。雨が上がっているが気温は下がっているようだ。少し寒い、体が冷えてくる。雨が降っていたら有料の安房トンネルにしようかと話していたが雨は上がっているので峠越えをするか。途中沢渡の観光案内所で休憩する。上高地へはマイカー規制でマイカーではいけないので車を置いていくことになるので駐車場は有料ばかりだったがさわんど温泉観光案内所はさすがに無料だった。
ヒロイノから連絡が入っていた。スタンドでダメ、タイヤショップでもダメで塩尻でJAFを呼んで直してもらったとの事。兎に角直って良かった。さあどこで合流できるか。昼飯の場所を伝えて出発する。間もなく安房峠、すぐに葛折りが続く峠道に入る。雨は降っていないが安房峠は路面が悪く更にウェットで楽しい峠越えにはならなかた。
昼飯は奥飛騨温泉郷・栃尾温泉の民宿宝山荘がやっている蕎麦屋さん、蕎麦屋の入り口には純手打蕎麦の暖簾があり期待できそう。そば処は小さく6名だったので民宿の玄関から広間に上がったのでそば処はどんな感じかわからなかった。広間で他の客がいないので蕎麦の量がわからない。大盛りにするかどうか悩むところだ。お店の人に聞いたら大盛りはなく、量も多めのこと。ジュニアとキャメラはざる蕎麦、イダテン、テルリン、なりじは辛味大根蕎麦を注文して待つ。
蕎麦を待っている間にナツメが出てきた。昔実家にあったのでよく食べたが久しぶりに頂いた。昔食べたもぎたての生の方が美味しい。干して乾燥させたものは漢方薬として使われる。まずが辛味大根蕎麦が運ばれてきた。蕎麦の上にちょこんと大根おろしがのっかている。辛いのでよく混ぜて召し上がってくださいと言っていたがそばに混ぜるものか汁にに混ぜるものか?続いてざるそばが運ばれてきたが違いは大根おろしが乗っているかいないかの違いだけだ。
蕎麦は細切りで量は多めで大盛りと言ってもいいくらいだ。写真を撮っていたらお店の人から伸びるから早く召し上がってくださいと言われてしまった。そうですね、蕎麦は挽きたて、打ちたて、茹でたてですから伸びないうちに頂きましょう。早速一口頂く、美味い、細切りだが確りしていてる。絶妙な茹で加減と言おうか。辛味大根は本当に辛いらしい。ちょっぴり辛いのは良いが辛すぎると口の中がおかしくなって蕎麦の風味、味がわからなくなるので程々が良いのです。
この頃イダテンが見つけてくれる蕎麦屋さんが当たりが多い。蕎麦好きのキャメラにとってはツーリングの楽しみだ。みんなが食べ終わり頃、ヒロイノがやってきた。ここで追いつくとは相当頑張ったようだ。ヒロイノが辛味大根蕎麦を食べ終わるのを待って出発する。
GSのガソリンの残量が少ないとジュニアが給油したいと言っている。キャメラのモンスターも宿に着く頃には200kmを超えるのでそんなに余裕はないが計算通りだ、だが有峰林道の有峰湖畔をピストンするというのでちょっと不安。今日日曜日は田舎のGSは休みが多いので給油は難しい。
R471から折れて有峰林道へ向かう。途中山之村のスタンドに寄るがやっぱり閉まっていた。諦めて有峰林道に入る。有料(300円)だけあって道は広いがウエットで落ち葉も少しあった。更に有峰湖近くで雨が降り出してきた。天気が良かったら楽しく走れてだろうに残念。有峰記念館まで行って休憩、またカッパを着込むが北東の空は青空だ。富山方面は雨雲が広かっている。やはり雨男がいるらしい。雨だが折角なので展望台で記念撮影をした。有森林道のピストンは雨なので止めてまっすぐ宿に向かいことになった。ガソリンが少ないのでほっとした。
立山について宿まできたが酒の買い出しのため立山駅に行くことなったがガソリンを心配しているジュニアが給油したいのだろう駅と反対方向に行ってしまった。立山まで着けたのだから給油は明日にすれば良いのだが・・・キャメラのモンスターもガソリンの残量は少ないのだ。案の定ジュニアは戻ってこない。スタンドが閉まっているのだろう。立山駅近くにもスタンドがあったとイダテンが言うのでイダテンとキャメラが向かったがスタンドはなくなっていた。そのまま立山駅に向かう。駅前に酒屋があったので無線でみんなを呼ぶ。残リのメンバーはジュニアを待っていて無線で呼び出していたがジュニアからの応答はなくみんな立山駅に集合して酒のとおつまみの買い出しとなった。買い出しを終わって宿に行ってもジュニアは到着していない。富山の町まで行ったのだろうか。とほどなくジュニアも到着、2つ程スタンドが閉まっていてやはり町まで行ってい待ったらしい。ご苦労さまでした。
宿の里の湯雷鳥に到着してまずはビールで喉を潤してから温泉に入いる。温泉に入っていると肌がツルツルしてくる。美肌効果がありそうだ。おじさん連中には関係ないか。温泉にゆっくり浸かって体をほぐしてから夕食だ。
夕食は食堂で頂く、旅館と言うよりはスキーロッジ風といった感じ、立山の名物はないが良い味付けで美味しく頂いた。いっぱい飲んだので飯は食べないつもりでおかずを完食してしまった後でご飯がうまいというのでおかずなしでご飯と味噌汁だけで食べたが確かに美味かった。夕食の後は部屋に戻って二次会だ。今回は買い出しも十分で不足はない。買い出しに参加できなかったジュニアは自分用にワインを仕入れてきていた。他のメンバーはビールの後はツーリングのお供の鏡月を頂いた。翌日に残らないようにほどほどで止めて10時半にお開きとした。