1日目 5/28(土)曇りのち晴れ
五月は新緑のシーズン、秋の紅葉シーズンと並んでバイクで走るのには絶好の季節だ。この五月梅雨前の最後の休日にいつものメンバーでのツーリングだ。家庭の事情で急遽ヒロイノは参加できなくなったがジュニア、イダテン、よっちゃんとキャメラの4台で走ってきた。
集合場所の羽生PA手前の羽生ICから赤のDUCATI ST4sが入ってきた。イダテンだ、後ろに着いてそのままPAに入る。7時ちょい過ぎ、集合時間の7:30よりかなり早いが間も無くジュニア、よっちゃん兄弟が新旧のBMW R1200GSが到着して全員が揃った。
予定通りの7:45に出発、東北道を走って那須塩原SAで休憩して白河ICで東北道を下りて羽鳥湖に向かう。そのまま走れば羽鳥湖の湖岸にでる筈なのだがどうも手前で曲がって羽鳥湖の裏側を通りすぎた様だ。ナビを見ていたら羽鳥湖が見えていた。こんな道があるとは知らなかった。羽鳥湖を通り過ぎて猪苗代湖に向かう。
猪苗代湖の東側を走れば湖岸を走ることになるのだが南側なので猪苗代湖は見えない。ナビを見て確認しているのでなんと分かるがポイントとなる場所で止まらないのでナビがないとどこを走っているか分からない。猪苗代湖のセブンイレブンで休憩していると我々に車で道をゆづったと言うお兄ちゃんが話しかけてきた。ハヤブサに乗っているとかでイダテンがお相手をしてあげていた。面倒なので参加しなかったが訛りと言うか福島弁を聞いて今福島にいるという実感を得られた。
猪苗代湖を出てから磐梯山ゴールドラインに入る、と皆さんのペースがグッと上がる。このペースで走ると自分は2日は待たないと判断してマイペースで走ることにする。それにしても若葉が綺麗だ。
新緑のゴールドラインは車も少なく快適に走れる。ところどこで藤の花が若葉を藤棚にして見事に咲き誇っていた。バイクを止めて写真を撮りたいがマスツーリングなので諦める。桧原湖に出て道の駅裏磐梯で休憩する。
道の駅を出て喜多方を過ぎて飯豊トンネルに向かう。途中そば処の龍胆(りんどう)で昼食にする。そば処と言っても古い民家で蕎麦を打って食べさせてくれると言う感じ。蕎麦を待つ間に冷奴、アスパラ、切り干し大根、ミョウガを頂く、サービスでちくわの天ぷらと春菊の天ぷらが山盛りで出てきた。これだけあれば大盛りはいらない。出てきた蕎麦はしっかりした腰があって自分好みの蕎麦だ。美味しい蕎麦で食べに来る価値のあるそばだと思う。この腰は何のつなぎを使っているのかとおばちゃんに聞いたらつなぎは使ってないと言う。つまり十割蕎麦ということだ。一般的に十割蕎麦はうまく繋がらず切れ切れになるのだがここの蕎麦はそんなことはなくしっかりしている。その種明かしは「湯ねり」だった。普通のそば打ちは水回しがポイントと言うように水でねる。これはつなぎの小麦粉のタンパク質が水でグルテンに変わりその粘性でそばをまとめるのだが湯ねりは熱湯で蕎麦自体のでんぷんを糊化してまとめるのでつなぎなしで蕎麦を打てる。つなぎを使わない十割蕎麦だ。湯練りの十割蕎麦がこんなに腰があってしっかりしているとは知らなかった。打つ人の腕かもしれないけどね。
蕎麦屋さんを出て間も無く飯豊トンネルだがあっけなく抜けてしまった。トンネルはできているのになかなか通ることのできなかったルートなのでちょっと感激的なことがあるかと思ったら止まることもなく普通の山にあるトンネルで過ぎてしまった。意識していないと分からないくらいだ。飯豊トンネルを抜けて福島県から山形県に入ったことになる。山形の新緑の中を走って米沢手前から再度福島に向かう。3G'sでよく来た小野川温泉を通り過ぎて白布温泉手前でキャメラに悲劇が起こった。リアバックが回転してタイヤに接触して破損してしてしまった。去年と同じだ。普通に走っていればこんなことはないのだがワインディングで右左に振られて緩んでしまった様だ。白布温泉で応急処置をして出発する。
白布温泉から直ぐにワインディングに入る西吾妻スカイバレーだ。ワインディングを走っているとやはりリアバックが気にかかかる。白布峠を越えて福島県に戻りスカイバレーを下りると桧原湖だ。今度は湖畔を走ったので湖を実感できた。先頭グループが湖畔で止まっていてくれた。今日、始めて風景をバックにして撮れる場所に止まってくれた。このままではホームページに載せる写真が撮れないかと心配していたのでホッとした。磐梯山をバックにできたのでどこへ行って来たか分かるだろう。
桧原湖から先ほとは登って来た磐梯山ゴールドラインを今度は下る。また若葉と藤の花のコラボを楽しめた。会津若松に出て更に今日の宿の只見町まで頑張らなねばならない。日が長くなったと実感できる。宿の深沢温泉季の郷湯ら里に着いたのは6時過ぎだったが食事を7時半にしてくれたので宿の前のむら湯に行くことにした。宿の前にはゴルフ場並に手入れされた芝生が広がる。芝生の緑も良い。ここ季の郷湯ら里には2010年の新緑ツーリングで来ているので宿の前のむら湯のことは知っている。フロントでチケットをもらえば入浴料600円が無料で入れる。源泉掛け流しで鉄分を多く含んだ赤褐色の温泉だ。むら湯でゆっくり疲れをとって湯ら里の部屋に戻って美味いビールで喉を潤してから夕食に向かった。
前菜からしゃぶしゃぶ、刺身に天ぷら、焼き魚に煮物、茶碗蒸し、蕎麦に山菜めしと
ハズレなしで美味しく頂きました
美味しい夕食を頂いた後は部屋に戻って2次会、と言ってもアルコールを頂くのはジュニアとキャメラだけちょっと盛り上がりにはかけバカ話は少ないがバイク談義、etc・・・(エトセトラはETCなんですね、今気づきました)で11時に就寝となりました。