イワカガミ平 麓の水芭蕉
羽後町西馬音内「松屋」
<昼食羽後町「松屋」→秋田泊>
道中、道端には水芭蕉など関東ではあまりお目にかかれない植物が普通に見られます。
時間の都合で秋田道をカッ飛び、去年の鳥海山ツーリングで寄ったもののお休みで入れなかった羽後町西馬音内のそば屋「松屋」さんへ。今回は営業してました。松屋さんの定番は冷やがけそばみたいなのですが、その日はかなり寒かったので体を温めるべく暖かい天そば(大盛)にしました。やはりここのそばは美味い! あとで思ったけど大盛にせず、冷やがけそばと天そば2つにすれば良かったと後悔。
昼食後は秋田を代表する?広域農道出羽グリーンロード(延長56km)を快走して秋田市街の初日の宿「旭館」に到着。
(1日目:走行704km)
2日目 5月3日(土)
<秋田→寒風山>
2日目はまあまあの天気。まずは秋田市街を抜けて男鹿半島の根元にある寒風山を目指す。
寒風山は平野にポンとそびえる独立峰で、頂上まで道路が整備されており、頂上には展望台やレストハウスもあってなかなかの観光名所であった。
頂上からの360度の眺望も抜群でした。霞みがかっていたのがちょっと残念。
<男鹿半島入道崎→大潟村>
寒風山を降りて、男鹿半島の先端にある入道崎へ。
海岸線の手前には草原が広がっており、なかなか良いところだった。辺境の地っていう雰囲気が漂っていた。
次はかつて八郎潟だった大潟村へ。
桜で有名な中心部を抜ける桜並木通りは残念ながら葉桜となっていた。真っ黄色の菜の花と桜のピンクのコンビネーションがいいらしいのだが、菜の花だけが咲いていた。
<田沢湖→ジュニア合流→玉川温泉>
R285>R105と繋いで田沢湖へ。
だんだんと雲が多くなり、雨が降りそうな天気になってきた。そして玉川温泉に到着する10km手前くらいから雨が降り出してしまった。
この日の夜に安比高原の宿でジュニアと合流の予定であったが、娘さんに起こされてかなり早起きしたそうで、午後3時前に雨の降る中、玉川温泉で合流。朝5時くらいに出発したそうだがかなりのペースで東北道を飛ばしてきたようだ。
3人で温泉に浸かろうと受付に入った途端に、何かのトラブルで源泉が止まってしまったとのことで立ち寄り湯も全面中止とのこと。玉川温泉に入りたくてここまで来たジュニアはそのまま引き下がる訳にはいかず、イダテンも交えて温泉のスタッフと交渉。強引だった感もあるが(笑)、無事に温泉に入れることになりpH1.05というありがたい強酸性のお湯に浸かってきました。
<八幡平→安比高原の宿>
玉川温泉をあとにして八幡平越えであるが、降り始めた雨は止みそうにない。それどころかアスピーテラインに入ると雨に加えて霧、風が酷くなってきた。さらに高度を上げるにつれて気温も下がってきて、霧も濃くなってきた。もう視界は5m先までがやっと。道やカーブの状態も前の車のテールランプが頼りである。雨、濃霧、強風、低温の4重苦は八幡平を下りきるまで続き写真なんか撮れるような状況ではなかった。本来なら日本で5本の指に入るくらいの最高の景色とワインディングロードを楽しめるコースだったのに残念だった。
雨に降られたまま安比高原の民宿「たちばな」に到着。3人での賑やかな食事&宿泊となりました。
(2日目:走行349km)
3日目 5月4日(日)
<十和田湖>
3日目は朝から晴天。今日は十和田湖、奥入瀬、八甲田を巡ります。
初っ端、安比高原の北側のマップルお奨めルートを抜けようとしたが、途中で残雪のため通行止め。一度通ったことがありいい道だったので残念。
R282>R103で十和田湖の発荷峠で写真撮影。
風が強かった。
<奥入瀬、十和田湖 御鼻部山展望台>
発荷峠の後は十和田湖を一旦離れ、R104>三戸フルーツロードで三戸に寄り道し、K45>R454でまた十和田湖に戻った。しかしここでもまた残雪のためR454の見返峠手前で通行止め。K128>R104>発荷峠と遠回りを余儀なくされようやく十和田湖の奥入瀬に到着。それまではGWなのにあまり多くの人を見ることはなかったが、奥入瀬には多くの観光客がいて車もごった返していた。
奥入瀬を一旦降りて、新たにできた惣部バイパスを快走し、十和田湖の発荷峠真向かいにある御鼻部山展望台へ。ここも周りはまだ雪だらけであり、展望台へも雪をかき分けてのアクセスであった。
<八甲田 雪中行軍遭難の地>
十和田エリアを後にして次は八甲田。天気はいいモノの、あちこちで雪融け水が道を横切っていてバイクはドロドロである。
有名な八甲田の雪中行軍遭難の地に立ち寄り、駐車場から数百メートル先の丘の上にある遭難者銅像まで歩くことに。
しかしそこまでいく道?は残雪がまだまだあり、雪中行軍遭難者の銅像を見に行くために、我々が雪中行軍しなければならない状態だった。
<八甲田 雪中行軍遭難者の銅像>
ぜーぜー言いながら、ようやく銅像に到着。八甲田山を後ろに控えた小高い丘の上に銅像が立っていました。しかしバイクブーツではかなり厳しい道のりでした・・・。疲れました。
八甲田を後にして、あとは本日の宿、大鰐温泉へ向かうだけ。市街地にある「畑山民宿旅館」に宿泊。
(3日目:走行375km)
4日目 5月5日(月)
<十三湖、津軽半島 龍泊ライン(R339)>
4日目。本日は今回のツーリングの最終目的地、津軽半島の最先端 龍飛崎へ。
R7>R339で五所川原を抜け津軽半島エリアに入り、道の駅十三湖高原で一休憩。
龍飛崎までは龍泊ライン(R339)を北上するのみ。十三湖から先は海岸線沿いで日本海らしい眺望が続く。
<龍飛崎>
昼前の11時過ぎに龍飛崎に到着! 思っていたよりも観光客は少なく、どちらかと言えばひっそりとした感じの場所である。
そのひっそり感を打ち消すかのように石川さゆりの「津軽海峡冬景色」がスピーカーでガンガンに流れていた。らしいといえばらしいが、ちょっとうるさすぎる気もした。
3人で撮った写真が龍飛崎の一番先端。かなり霞んでいるが後ろには北海道の地が見える。これで今回のツーリングの主目的は果たした。
<階段国道:R339>
前後するが、龍飛崎に着くとまず目に付くのがこの「階段国道」。
TVなどで階段国道ってことで目にしたことがあったが、実は龍飛崎にあるとは知らなかった。
他に自動車が通れる道はあるのでそこを国道にすればいいように思うが、地元からこのままの方が名所になるとの要望で階段のままにしているらしい。(真偽は不明)
階段はキレイに整備されており、3人で途中まで階段を下り記念撮影。ちゃんと階段の途中にも国道標識が立っている。
<昼食>
龍飛崎を後にし、R339>R280で津軽半島の海岸線を時計回りに走行。途中、道の駅 たいらだて(平舘)にて昼食。
入ったのは道の駅の海側に隣接するペンションだいば。この辺りは「いか」が名物でお奨め品「いかバーガー」があったのでそれを注文。しかしバーガーのバンズが品切れとのことで食パンで挟んだ「いかサンド」になってしまった。
ヒロイノが食べたのは、刻んだいかがたっぷり入ったいかフライを食パンで挟んだ「いかサンド」。メニューの写真とは全然違う。
<メロンロード、岩木山>
蟹田で海岸線から内陸に入りK12>で再び十三湖を抜けて津軽半島の西端を走るメロンロードで岩木山に向かう。
メロンロードの途中、岩木山をバックに写真撮影。岩木山は独立峰で遠くからでもその姿がよく見える。
岩木山に近づくにつれて天候が悪化。岩木スカイラインで一気に標高1300mまで上がる予定だったが、入口の料金所で強風なのでバイクは危ないかもと忠告されたり、小雨も降り出したのでスカイラインはキャンセルし、本日の宿、鰺ヶ沢の「なおじろう」へ直行。小雨だったので結局レインウェアは着ずに済んだ。
(4日目:走行322km)
5日目最終日 5月6日(火)
<千畳敷海岸>
いよいよ最終日。天気は快晴。
今日は鰺ヶ沢からR101で日本海の海岸線を能代まで南下し、あとは秋田道>東北道と高速で帰るだけ。東京までは800km弱。個人的には1日の走行距離としては最長になる予定。
途中 千畳敷海岸で撮影休憩。この先、不老ふ死温泉で時間を使うのでその他はノンビリしてられない。
<黄金崎:不老ふ死温泉>
5日間のツーリングの疲れを癒やす?べく、黄金崎の不老ふ死温泉に立ち寄り。ここは他の不老不死温泉と区別するためか不死の不が“ふ”になっている。
内湯もあるが、外湯は写真の通り海岸にポツンとある。本館内で600円を支払い海岸の露天風呂まで歩いて入る。女性用と混浴用の2つ分かれており、混浴用はどうせ男だけだろうと思って入ったら若いカップルがいてちょっとビックリ。
5日間の汗を流して、あとはひたすら東京に向けてバイクを走らせるのみ。
<帰路>
不老ふ死温泉を後にしR101を南下、能代の先の琴丘森岳ICで秋田道に乗り、あとは高速で帰るのみ。
途中 秋田を過ぎた辺りで小雨が振り出しレインウェア装着。しかしすぐに止み錦秋湖SAで昼食
その後は北上JCTで東北道に入り、150kmおきに休憩&ガス補給を繰り返して羽生PA到着は夜の7時。
ジュニアは自宅で夕飯とのことで羽生PAで解散。
事故もなく、また残雪通行止めと言ったこと以外ではこれといったトラブルもなく、津軽までのみちのく路を堪能しました。皆さんお疲れ様でした!!
(5日目:走行780km)
5日間の総走行2535km、FZ1平均燃費18.7km/Lでした。