8月27(土)霧雨のち晴れ
恒例の8月末のサマーツーリング、霧雨でカッパを来てのスタートになった。11名が集合場所の中央道談合坂に集合した。本当は12名の筈なのだが・・いつもの事だがTOMOがいない。出発の7時になっても現れず連絡もない、メールを送って出発する。今日は先が長いので待つ事は出来ない。後で分かったことだが寝坊して7時に起きてもう一寝入りしてから出発したとの事だった。大物に違いない!
出発して西に向う程空が明るくなって来る。笹子トンネルを越えるともう大丈夫と思えた。諏訪湖SAでカッパを脱いで身軽になる。松本ICで高速を下り給油してからR158野麦街道で安房峠に向う。途中上高地入口手前で恒例の落とし物のハプニングが起きた。パニアケースが飛んできたり、タンクバックが飛んだり、過去にもいろいろあったが今回は何とBMWのナンバープレートが落ちた。落とし主はウルトラ、流石に名前に恥じない「超」落とし物だ。原因はバイク屋さんの取り付けミス、前の納車時にもミスがあったらしくウルトラの怒りが収まらない。しばらく上高地入口で休憩して怒りを静ませる。でもナンバーの無いBMWの後ろ姿がスッキリしてまたいいのだ。
ウルトラの怒りが収まったところで出発、天気も良さそうなので旧道で峠を越える事に、だが道路の状態は良くない。だいたい旧道になると整備されなくなるので仕方がないか。峠を越えて平湯に下りてからR471で神岡に向い今日の第一目的有峰林道に繋がる高山大山林道に入る。この道は2車線で道路状態も良く快適に走れた。途中山之村キャンプ場の食堂「夕顔の駅」で昼飯とした。途中イダテン会長が電話を入れてくれていたので待つ事なく頂けた。
メニューは山之村定食で蕎麦は更級そばと韃靼そばの二種盛り、ご飯のおかずは名物の寒干だいこんに揚げなす、大福豆の甘煮、きゃらぶき、瓜の漬物で美味しく頂いた。ここで落ちたナンバープレートを試行錯誤して何とか仮付けしてから有峰林道に入った。有峰湖の南側のワインデングが気持ち良く走れた。そんなに早くないスピードでコーナーに合わせる様にリズムよく走るとコーナーリングも楽に曲がれて楽しく走れる。この後有峰ダムで記念撮影、有峰記念館で一休みする。一休みして富山側に下りる有峰林道小見線に入る。この道は有料なのだが工事中でダートがあったり、トンネルが濡れていたりでバイクが泥だらけになってしまった。バイクだけでなく靴もパンツの裾も泥だらけだ。ここ迄汚れると諦めがつく。
有峰林道を下りて次の目的地「称名滝」に向う。落差日本一の滝だそうだ。折角寄ったので滝を見に歩いた。歩きだして少し後悔する。登り道で30分はキツかった。やっとのことで滝近くまでたどり着いて写真を撮る。途中から水煙と言おうかマイナスイオンをたっぷり浴びた。滝の一番近く迄来たのはコチョリン、イダテン、ユッキーナ、ベーチャン、キャメラの5名だった。他のメンバーは途中までで引き返したらしい。行きも辛かったが帰りの坂道は足腰に負担をだった。後で筋肉痛になるに違いない。ヘッドとウルトラは初めからお休みしていたが懸命だったかもしれない。称名滝を出発して後は宿の宇奈月温泉に向うのだが時間が少し押していたので高速道で黒部ICまで行く事になったが、高速入り口でまだ走り足らないとイダテンとジュニアは下道で行きたいと言う事で分かれた。若さには勝てません。
宇奈月温泉「桃源」に5時頃についた。屋根付きの駐車場がありがたい。いつもなら先ずビールと言うところなのだが今回はぐっと我慢をして先ずは温泉に入る事にして部屋を出た。するとジュニアの声がした。高速組とそんなに遅れる事なく到着した様だ。ゆっくり温泉に入り汗を流して、ビールを頂ことしたら自動販売機のビールは売り切れ、辛うじて残っていた発砲酒を頂いた。ビールでなくとも美味い。ここでやっとTOMOが合流して今回参加12名が揃った。揃ったところで6時半から宴会、生ビールでの乾杯が嬉しい。ビールはやっぱり生ですね。肴はホタルイカ、氷見牛、白海老と富山ならでの材料を使った料理が数多く出てきた。これはと言うものは無かったがハズレも無く最後の釜飯が美味く全部食べてしまった。
食事の後にお祭りがあると言うので街へ出かけたみた。広場に人が集まって踊り方教室をやっていた。見ると「越中おわら宇奈月」とある。そう言えばもう直き「おわら風の盆」がある。確か越中八尾で一晩中踊りあかす有名なイベントだ。その宇奈月版か?まさか一晩中はやらないだろう。唄も踊りも盆踊りと言うよりは民謡という趣だった。おわら節は心にしみるというか何故かゆったりした気分になって心地良く聞こえた。日本人のDNAに合っているのだろう。帰りにラーメンに寄ったメンバーもいた様だ。宿に戻ってイエローリボンが持って来た美味しい焼酎が冷蔵庫に冷やしてあるのでその部屋に行ったら既にお休みで暗くなっていたので冷蔵庫からビールを拝借して部屋に戻って喉を潤してから就寝した。今回は部屋での二次会はお休みした様でした。
山之村キャンプ場「夕顔の駅」で昼食
有峰庫・有峰ダム・記念館
落差日本一 称名滝
黒部渓谷 宇奈月温泉 桃源
宴会の部
豚の角煮
甘鯛、金時草の温泉源泉蒸
白海老の揚げ物
白海老、ホタルイカ、氷見牛・・
と富山ならでの食材を美味しく頂けた。
釜飯は美味しく写真を撮るのも忘れて
御代わりしたところで思い出して撮った。
4時に目覚ましをかけて寝たのでが、
目を覚ましたら何と7時を回っていたのです。
間に合わないのでもう一寝入りしてきました。
8月28(日)晴れ
2日目は朝から快晴、朝風呂に入ってから朝食飯を頂く、朝飯はお決まりの納豆、味付け海苔は無かったが品数が多く腹一杯食べてしまった。出発前の恒例の宿前の記念撮影なのだがホテル前に場所がないためロビーで撮ることにした。宿名が入れられないので何処に泊まったか分からないのが残念だ。8時半に出発、帰路には大した目的地は無いがR8で日本海沿いを走り糸魚川に向う。途中親不知辺りは海端を走りずっと潮風を浴びながら走りを楽しんだ。海の水平線上の青い空と白い雲が夏らしい。
糸魚川からR148で姫側沿い走り白馬を目指す。川沿いを走っているのだがトンネルやらスノージェットが多く景色をなかなか見る事が出来ない道だった。白馬村でも期待した白馬大橋からの白馬三山は雲に隠れて見えず絶景をバックにしての記念撮影は今日は無理の様だ。白馬辺りで昼飯の予定だったがイダテン会長が予定してたR148の旧道?が通行止めだったので白馬に早く着いてしまった様で昼迄時間があったので戸隠まで行って蕎麦を頂く事になった。白馬からR406に入って途中から県道35を走り戸隠に入る。人気の「うずら屋」さんは混んでいるので前にも頂いたことのある「しなの屋」さんに行く。ちょっと奥まったところにあるので比較的空いている。そして2階でゆっくり頂けるのがいいのだ。
しなの屋でサービスのそば団とボッチ盛りの戸隠そばを頂いてエネルギーを補充して最後の後半に備える。少し休んでから出発、長野市街を通り過ぎて県道35で地蔵峠に向う。ここでTOMOの寝坊、ウルトラのナンバー脱落に続いて今回3回目のハプニング、地蔵峠に登り始めるあたりでキャメラのBuellがついに走行不能になってしまった。以前からクラッチが滑り始めていたのだがいよいよ滑って登り坂を上れなくなったのだ。
(この後、諦めて戻って高速で帰ろうとしたが全くクラッチが空回りで役に立たない状態になり、仕方がないので坂道の下りの惰性で下っていって、暫くしてGSがあったので預けて新幹線で帰って来たのでした。)
(ここからはイダテンのレポートです)
灼熱の長野市内を抜けて県道35で地蔵峠を目指す。地蔵峠は長野方面から登ったほうが断然面白い。車も少なく本日一番のワインディングを堪能しました。峠の駐車場で休憩。ここでビューエルがクラッチの故障で登って来れないとはじめて知る事となった。あの暑い中でどんな事になっているのでしょうか?残念ながら途中リタイアとなってしまいました。
休憩後、東部湯の丸ICに向かう。最後の楽しみ旧菅平有料道路を走りました。インター前で給油、休憩後一気に高坂SAまでいく事に。軽井沢辺りではいい気持ちの涼しさ、秋の気配を感じますな。途中渋滞があったのだが、その原因がバイクの事故。車体がバラバラになっているのを見てしまいました…。自重せねばと思いつつも、大部分のメンバーは先に行ってしまっているので、次の渋滞ですり抜け走行。思いのほか、時間が掛かってしまい疲れましたね。SAで最後のメンバーのゲストさんを待つ。バイク復帰したばかりなのか、すり抜けに戸惑っていたようでした。煽ってすいませんでした…。そしていつものようにパフェタイムです。キャメラは新幹線に乗っているとメールが入りました。とにもかくにも、若干のトラブルは有りましたが無事終了。皆さん満足されましたでしょうか?
(ここからはコチョリンのレポートです)
地蔵峠を快調に飛ばしていると、後続からキャメラがクラッチトラブルで峠が登れず引き返したとの無線が入った。頂上付近で休憩、キャメラは自力で帰ってもらうこととなる。東部湯の丸ICまで快調に走行し、今回のツーリング最後の峠を楽しみました。IC近くで給油、ここから高坂SAまでフリー走行となり、各々かっ飛んでいきました。途中、ものすごい渋滞となり、バイクがばらばらの現場を通過、気を引き締めアクセルを再び開けました。夏休み最後の日曜日で、ほとんど渋滞の高速を走り抜け、やっとの思いで高坂SAまでたどり着きました。全員そろったところでお約束のパフェ等を食し休憩。5時半解散、それぞれ帰路につきました。
恒例の出発前の記念撮影
今回の”おまけの1コマ”です
サマーツーリングに参加したバイク達
朝のミーティング
浴衣姿で
おまけのおまけ
キャメラです
最後でご心配かけて申し分けありませんでした。帰りは快適な上越新幹線で無事帰宅しました。
Buellは今回で最後になると思います。10年間、後2000kmちょっとで100,000kmだったので残念です。
長い間おつきあい頂き有り難うございました。Buellに代りお礼申し上げます。