1日目 9月2日(土) 雨のち晴れ
今回のツーリングをなんとしようかとちょっと悩んだ。以前は8月最終の土日に出かけていた。まだ8月だったので「サマーツーリング」としていた。昨年は9月の半ば近くだったので「残暑ツーリング」にした。それに確かに暑かった。今年は9月最初の土日、まあ9月に入ったので残暑ツーリングにしようかと思ったがどちらかと言うと肌寒かったので「初秋ツーリング」に変更してみた。こちらの方がしっくりくる。
Siriに頼んで5時にアラームをセットしたがその前に目が覚めた。しっかり雨の音がする。天気予報通りなので覚悟はできていたがやはりショックだ。カッパを着込んでバイクを出して準備しておいたバックを積む、これだけで結構疲れた。
集合時間7:15の1時間前に出発する。間も無くよっちゃんからラインで到着の知らせが入った。何時に起きたのだろう、感心?せざる得ない。
雨の中、高坂SAに到着した。ヒロイノ以外は既に到着していた。ヒロイノも間も無く到着して今回参加の8台が揃った。
ルート案内人のイダテンを先頭に雨中を走り出す。先の空が明るいのが救いだ。次の休憩は関越トンネルを出て直ぐの土樽PAの指示、トンネル直前の谷川岳よりは晴れの確率が高いのが理由。案の定走り出して雨も上がって空も明るくなったがトンネルが近づいてくると雲も出てきて怪しい雲行きになってきた。土樽PAで正解でした。
トンネルに入ると先に車がいない。先頭のイダテンが速度を上げる。W800の最高速に挑戦か、付いて走ると???kmまで上がってなかなか???kmを超えない。と左車線から車が入って来てので最高速チャレンジは断念せざる得なかった。残念でした。トンネルを出て直ぐの土樽PAで休息してカッパを脱いだ。
土樽PAを出て間も無く湯沢ICで高速を降りた。石打までR17を走ってR353から魚沼スカイラインに入る。魚沼スカイラインは道はそれほど良くはないが晴れていると展望が開けて気持ちよく走れる。今回は今まででも良い方だ。魚沼スカイライン展望台で写真を撮ってから魚沼スカイラインを走りきってR253からR117に出てへぎそばの「名代生そば由屋」がある十日町に向かう。
由屋の開店は10時半、その前に到着してしまい開店を待つ。一番乗り少し早めに入れてもらって2回の座敷に通された。大へぎそば・手振り40玉(3500円)を2つ注文、一人当たり10玉になる。それと小もり天ぷら(400円)を各自で頂いた。へぎそば特有のツルツル感で喉に入っていったが最後2玉当になるとお腹いっぱいになって来た。頑張って平らげた。へぎそばのへぎは「片木」という器からきていて特有のツルツル感は「布海苔」という海藻を繋ぎに使っているから、布海苔はたまに刺身のつまに使われている赤いヒジキみたいなやつです。薬味の「からし」は単に昔はこの地方で「わさび」が取れなかったから。
前傾姿勢が辛くなった腹でバイクにまたがり出発する。R252から小出郷広域農道と魚沼を走り抜けて県道57号に入る。入って直ぐのコーナで突然前を走っていたHさんのGSが転倒した。車間距離は取っていたので避けて止めて駆け寄ると焦ってバイクを起こそうとしてか前輪が路肩に落ちてしまった。今度はみんなで(イダテンとテルリンはカッ飛んで行っていない)引き上げて起こす。がサイドスタンドを出していないのを忘れてまた倒しそうになった。こんな時はまず深呼吸して落ち着くことですね。原因は良く分からない。突然エンストして後輪がロックしたとのこと。タイヤのスリップ痕が残っている。幸いウインカーの破損程度で済んだ。ニーガードが効いたらしい。プロテクターは必要ですね。それと車間距離も忘れずに。
先行するイダテンとテルリンを追いかける。どこまで行ってしまったか無線も通じない。かなり進んでから2台が引き返して来て合流できた。先に進むが続く県道23号が工事中の為R290に出て栃尾の道の駅で休憩する。
栃尾は大きい油揚げ名物だ。焼いて醤油をかけて頂くとビールに合う。栃尾に買いに来るお勧めのお店は「豆撰(まめせん)」です。
栃尾から県道9号で長岡に向かった。途中八方台によるが道も悪く駐車場まで行けなくUターンして戻ったがツーレポを打ちながら調べていたらUターンする少し前に展望地につながる道があったようだ。ツーリングマップルには佐渡も見える好展望地とある。県道9号に戻って長岡に向かう。長岡市街手前に我が母校がある。何十年振りだろう。街並みは変わっていたが道路は同じなので昔を思い出せた。母校は悠久山公園の裏側にあるので公園に寄って一休みしたかったがイダテンは無線がないのでした。R17に出て長岡市街を避けて県道23号に入って信濃川を渡って柏崎方面を目指す。
セブンイレブンで一休みしてから今日の宿のまつだい芝峠温泉雲海を目指す。当初のルートでは(といっても逆走しているのだが)この先お店、ガソリンスタンドがないのでR353に出て回り込んで松代市街に出て買い出し、給油してから宿に向かうことになった。ほくほく線のまつだい駅と併設されている道の駅ふるさと会館まつだいのファミマで今晩の二次会の買い出しを済ませて雲海に向かった。4時過ぎに雲海の駐車場に着いたいたところでよっちゃんが交渉してくれて旅館のガレージ?にバイクを停めることができた。グッド!
夕食は6時半からということでゆっくり休んで温泉に入れる。まずはビールだ、2缶開けてから露天風呂にゆっくり浸かる。ぬるいのでずっと入っていられる。残念ながら雲がかかって苗場山は見えなかったが露天風呂からの展望も最高でした
夕食会場に入って席につくと客名入りのお品書きがあった。こん辺の心使いがいいね。箸袋はもちろん色々なものに「雲海」の文字が入っているのだが何故かタオルは無地なのでした。在庫切れかな? 先付からデザートまで美味しい夕餉をいただいた。料理長佐藤政秀さまごちそうさまでした。部屋に戻って二次会、ビールに焼酎に今回は日本酒もありです。ヒロイノが撮ってくれた今回の走行録画を見てまた走りを楽しんだ。最後にお休み中のテルリン、ダンディーを起こして写真を撮って11時にお開きとなりました。
2日目 9月3日(日) 晴れ
☁️ ☁️ ☁️ 雲 海 ☁️ ☁️ ☁️
朝5時半近くに起きて窓から外を眺めるうっすら雲海があったが期待ほどでもなかった。風呂が6時からなので部屋を出て風呂へ向かう途中から眺めたら先ほどより雲海が広がっていた。朝早けらば良いと言うわけではないらしい。露天風呂に入って誰も来ないうちに写真をパチリ、雲海を眺めながらしばしゆったりできました。
風呂から上がって出発の準備をして7時半から朝食を頂いた、朝食は和食ベース+バイキング方式。やはり魚沼産コシヒカリのご飯が美味い。朝食を済ませて部屋に戻って出発支度を済ませ頃には雲海も消えて日差しが強くなって来た。
出発してまずはまつだいにある「星峠の棚田」に向かう。20分足らずで到着した。天気もよく棚田を遠くまで眺めることができた。棚田は色付き始めていたがまだ黄金色にはなっていない。人間を入れて棚田を撮るには高いところからでないと撮れない。ちょうど高台があったのでタイマーを最長の30秒にセットしていイダテンがシャッターを押してダッシュしてフレームに入る。余裕で間に合った、カシャ。(と音は聞こえないよね)
次は関田峠を目指す。3G'sでも何回か走っているがいつも天気が今一、晴れていても東京からくると午後になるので霞んで遠くまで見えない。マップルの案内では日本海に浮かぶ佐渡まで見渡せるとあるのだが。今日は晴れていて午前中なので期待できる。東頚城広域農道と関川流域広域農道を一気に走って光ケ原高原センターに到着。日本海は見えたが雲があって水平線ははっきり見えない、これで雲がなければ佐渡も見えそうだ。でも今までで一番よく見えたには違いない。
関田峠を越えて長野県に入り野沢温泉からいよいよ奥志賀林道に入る。ここからどんどん登って志賀草津道路の渋峠でが標高2000mを超える。気温もどんどん下がって寒い。たまらず無線で助けを求める声がきて、イダテンに止まってもらい防寒用に止まってカッパを着る。キャメラはメッシュジャケットのインナーがあったので装着する。どんどん高度が上がって気温も下がってたまらず木戸池でトイレ休憩、キャメラも2000メートル越えに備えてカッパを着込んだ。
山の中をに走っているので動物が出てくる。イダテンはカモシカと目と目と合わしたとか、なりじは子熊を見たとか自然満載でした。(なりじが帰って家族に話しも信じてもらえなかったとか、可哀想なお父さんでした)
奥志賀林道からR292志賀草津道路に出てそのまま走る。景色は開けて展望も良かったがそのまま草津まで一気に降りて草津のそば処うし代亭で止まった。待つ間にカッパを脱いでしまう。うし代亭には2015の紅葉ツーリングでも来たがその時もここでカッパを脱いだ。 時刻は1時半とピークを過ぎて空いているかと思ったらまだ混んで着て少し待つとか。それにうどんは売り切れとのこと。しばし待って席について各々別に注文する。得したのがダンディー、かつ重とそばのセットを注文したらそばは大盛りが出てきたがお値段は普通盛りでいいとか。出方が時間差で最後のイダテンとHさんのそばが出てきたことには皆さん食べ終わっていた。こういう待つ間は結構イライラするよね
昼食を終えてあとは帰るだけ碓氷軽井沢ICに向かって一路南下する。軽井沢の渋滞もイダテンが上手く回避して軽井沢バイパスのGSで給油する。ここからまた高速道に入って一気に高坂SAまで突っ走った。皆さん高速道に入ると飛んで行った。上信越道も車は多く関越道は渋滞をすり抜けて自分もなんとか高坂SAに辿りついた。高坂SAでしばし休息、男気ジャンケンで負けてよっちゃんに奢ってもらって喉を潤した。最後に全員無事帰着の集合写真を撮って5時半過ぎに解散となった。幸い渋滞は高坂SAで終わっていた。