8月30日(土曜)雨から曇、また雨そして晴れ
ツーリングの数日前までは「くもりときどき晴れ」くらいでまずまずの天気予報だったが、週末が近づくにつれて急に予報が悪い方向に変わり、前日金曜の予報では関東地方は午前中は雨降り。翌朝、淡い期待をよそに外は雨降り。覚悟を決めてレインウェアを着込んで自宅を出発。ただFZ1のタイヤ交換(BS T30→BT023)をしたばかりで、まだまっさらの新品状態。事前に皮むき走行をしておけば良かったと思ったが後の祭り。前回のタイヤ交換後にタイヤショップからの雨の帰り道で初転倒した経緯があるので、無茶苦茶緊張しながらの超慎重な運転をしながら、岩槻ICから東北道に乗り集合場所の蓮田SAへ。
6時50分すぎに蓮田に着くと、集合は7時半だったがすでにコチョリンとよっちゃんが到着していた。バイク駐車場で3人で雑談していると、赤のドカ ST4sが滑り込んできた。なんとイダテンである! まさかとは思ったがウプサラが売りに出していたST4sを買ったそうである。(破格値だったそうです)2日前に取りに行ったばかりなので事実上 今日が初乗りとのこと。<まだ雨が降る中、7:20までにはキャメラ、ジュニアも到着し今回の6名全員が揃った。
7時半過ぎには雨も止んだようだが空はまだ怪しげな曇天。路面もウェットなのでレインウェアを着込んで蓮田SAを出発。その後雨は完全に止んで、休憩&給油で寄った那須高原SAに着く前には青空が広がり最高のコンディションになった。
雨上がりの晴天は空気も澄んでいて走って気持ちがいい。雨なら高速で郡山、猪苗代辺りまで行ってしまう予定だったが、予想より早く天候が快復したので白河ICで東北道を下りて、広域農道の岩瀬グリーンロードで北上することにした。岩瀬GRは車も少なめで路面状態もそこそこと なかなか快適な道なのだが、完全な一本道ではなく途中途中で左折/右折しなければならず、予めナビをセットしておかないと辿れないのが難点である。いつもは先導するイダテンも、まだ慣れないST4sということもありナビをセットした自分(ヒロイノ)が先導しての走行。その後は岩瀬GR>K29>R49>K24(母成グリーンライン)と繋ぎ、裏磐梯方面へ向かう。母成グリーンラインに入るとイダテンもST4sにも慣れてきていよいよスイッチが入り始めたようである。こちらのFZ1もタイヤの皮むきがほぼ終わったと思うので、2台で母成峠を軽く攻めてみました。ただ無料化の影響で母成グリーンラインの路面状態はあまり良くなく、本格的に攻めることはできずホントに軽く攻めた程度でした。(笑)R115>K70を通り、レイクライン、桧原湖方面へ抜けると思いきや、秋元湖の手前で急にイダテンが左折。またR115に戻って昼食とのことである。でもイダテンが事前にリサーチしてあったようで、ほどなく「おおほり」というそば屋に到着。11:15とちょっと早いが、その先お店は期待できないのでここで昼食。
古民家風の建物だったが、広めの駐車場もあり知る人ぞ知る的なそば屋なのだろう。我々が入ったときはそれ程他の客はいなかったが、昼時になるとぞろぞろ客がやってきた。自分は天ぷらそば(普通盛り)を頂いたが、天ぷらが大盛でそばとのバランスがちょっと悪かったが量的には十分であった。そばを大盛りにしなくて正解だった。そばは手打ちでツルツルした特徴のある感じだったが、自分的には美味しく頂けました。腹を満たして再出発。当初はレイクライン>桧原湖>喜多方から去年開通した林道(全舗装)&飯豊トンネルを抜けて山形 米沢方面に抜ける予定だったが、昨年開通1ヶ月で大雨による斜面崩落が多発しまだ通行止めのままであることが分かり、桧原湖から西吾妻スカイバレー(白布峠)経由で米沢方面へ抜けることになった。そば屋を出るとすぐに雨が降ってきたが、桧原湖方面には雲が掛かってないのでそのままレイクラインに突入。予想通り雨はすぐに止んで、先頭のイダテンとジュニアがカッ飛んで行く。その流れのまま桧原湖の西岸を北上したが、西吾妻スカイバレー(白布峠)の分岐手前でまた雨が降ってきた。さらに分岐に着くとなんと「通行止め」の看板が・・・。近くのGSに行って確認するも、やはり崖崩れで通り抜けできないらしい。(涙) まさか白布峠が通れなかったとは。リサーチ不足でした。結局、磐梯から山形に抜ける道はR121の大峠しかなかったようです。雨も強くなってきたのでまたレインウェアを着込んで元の道を戻ることに。が、折角レインウェアを着たのに道を戻ると雨がすぐに止んでしまった。どうも峠付近だけ降っていたようで、結果論だけどレインウェアを着る時間があったら単に道を引き返せば良かったようである。一旦 道の駅裏磐梯で休憩したが、大峠など県境方面はどす黒い雲が掛かっており、レインウェアを着たまま走行再開。
しかし喜多方の市街地に下ると晴れていて陽が差しており、レインウェアを着た状態では完全に蒸し風呂状態。大汗をかきながらの走行が続く。R121に入り大峠が近くなると天候はあっという間に晴れから一転して大雨。まあ蒸し風呂状態だったのである意味 恵?の雨だった。雨は大峠を下りきって3G's定宿の河鹿荘付近まで降っていたが、今日の宿はまた県境を越えた先の新潟の高瀬温泉である。その後も小雨が降ったり止んだりの中、K4>K8>R113と繋ぎ、道の駅「白い森おぐに」で最後の休憩。
高瀬温泉のある関川村のコンビニで宴会用のお酒とつまみを買い込んで、今日の宿、「かじかの宿 和らぎ荘」に到着。高瀬温泉はこぢんまりした温泉街で全部で8軒の温泉宿しかないらしいが、逆に俗かされてなくていい感じでもあった。
ラッキーなことに、この週末土日はちょうど地元の夏祭り「大したもん蛇祭り」(”たいしたもんじゃ”と読むらしい)があり、今晩は花火大会もあるということである。和らぎ荘は、部屋もこぎれいで、部屋ごとにミニ露天風呂もあり、夕食の料理も十分満足で、なかなかの宿でした。夕食を採っている中、7時を過ぎると「ドン、ドンッ!!」っと腹に響く花火の音が飛び込んできた。夕食もほぼ食べ終わっていたので皆で花火見物、夜の温泉街に繰り出しました。小さい町/温泉街の花火大会なので全部で200発と数は少ないモノの、至近距離で見る花火は迫力があり、何せ場所取りもなし、人混みなしでゆったり見れる花火は格別でした。花火見物後は、宿に戻り、部屋でいつもの夜の宴会となりました。